一般歯科とは
一般歯科とは、むし歯や歯周病の治療、義歯の製作など、患者さんが歯科医院に通院した際に受ける治療のことをいいます。
その治療の多くが保険の範囲内で行われるため、保険診療のことを「一般歯科」と言う人もいます。
保険制度の目的は「噛めるようにすること」で、見た目や快適さは目的としていないため、治療に使用できる材料などに制約があります。
制約がないという点では、自由診療の方がより良質な治療が可能です。
保険診療を受ける際にはどの様な治療法があるのか、また保険が使えない場合にはどの程度の金額が必要になるのかなどを確認してみましょう。
当院では、使う素材や金額などについても説明を行なってから治療に入りますので、安心して診療を受けていただけます。
むし歯治療
食事をすると、飲食物に含まれる糖分を使ってむし歯菌が酸を作り、歯の表面のエナメル質からリンやカルシウムを溶かす｢脱灰｣が起こります。
だ液はこの酸を中和して、リンやカルシウムを歯に取り戻す｢再石灰化｣を促します。
健康なお口の中では、この脱灰と再石灰化が繰り返されています。
ところが歯磨きが不十分だと、糖が残って細菌が活発になり、脱灰が進んでむし歯を引き起こします。
むし歯治療は悪くなった箇所を削るため、治療を繰り返すと歯が減ってしまいます。
歯を守るためには、むし歯予防とともに、むし歯の早期発見・早期治療が大切です。
歯周病治療
歯周病は、歯ぐきや歯を支える周りの組織が歯周病菌に感染し、炎症を起こす病気です。
歯ぐきの炎症から始まり、進行すると顎の骨を溶かし、歯が支えられなくなるといったお口の中のトラブルを引き起こします。
また、歯周病菌によって誤嚥性肺炎や糖尿病、心疾患、脳梗塞、認知症などの重篤な病気を引き起こしたり、悪化させたりすることもあります。
歯周病は、治療・予防ともに定期検診やクリーニング、毎日のていねいな歯磨きがポイントです。
気になる症状がありましたら、お早めの受診をおすすめいたします。
入れ歯（義歯）
歯が抜けたままにしていると、まわりの歯が抜けた歯によってできた隙間を埋めようと移動していき、歯並びやかみ合わせが悪くなっていきます。
また、抜けた歯と噛み合っていた歯は徐々に伸びてしまいます。
お食事や会話を快適に楽しむためには、自分のお口に合った入れ歯や義歯を製作することが大切です。
当院では、患者様のご希望やお悩みをしっかりとうかがい、ご希望に沿った使いやすい入れ歯や義歯をお作りするように心がけています。
新しく入れ歯を作りたい方はもちろん、今の入れ歯にご不満がある方にも対応いたします。
むし歯・歯周病は早期発見・早期治療が大切
むし歯や歯周病は治療をしても、再生させて元通りにすることはできません。
むし歯治療では、悪くなった箇所を削り、詰め物や被せ物を使って機能を取り戻します。
そのため悪化すればするほど生まれ持ったご自身の歯を多く削ることになり、噛む力も弱くなってしまいます。
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨が炎症を起こし、進行すると顎の骨が溶かされて歯が抜け落てしまうこともあります。
歯や歯ぐきのダメージを抑えるためには、むし歯や歯周病にならないための予防や、早い段階で発見して、できるだけ早めに治療を始めることが大切です。
ご自分の歯を少しでも多く残していくために、歯や歯ぐきに違和感を感じたらお早めにご相談ください。
